2019-01-01から1年間の記事一覧

犠牲

猫の死が道路に張りついていた。 僕はその死骸をよけて運転した。 そして僕は生きている命を拾いに行った。 その戻り道、猫の死骸はもうそこにはなかった。 ただ濃い紅(べに)の血が道路に散らかっていた。 血はアスファルトに染み、 さらに下の土へと還り、 …

ある人に、あなたは光なんや、と云ったら その人は蛙になって 一散に 池の中に飛び込んでしまった。

祈りについて2

一つ前の記事でお祈りについて書いた。そのお祈りの中で、僕は神に呼びかけている。だけど、果たして自分が神を信じているのかと言えば、分からない。また、仮に信じているとしても、それがどんな神なのか、どんな存在なのかは分からない。今度、改めてお祈…

祈りについて

夜眠る前にお祈りをする。もう何年もやっていなかったことだけど、最近また始めている。 そもそも眠る前のお祈りを始めたのはいつだっただろう。正確には思い出せないけど、中学生の頃にはもう習慣になっていたと思う。それはこんなものだった。「神さま、今…

祝「化石賞」受賞!

そういえばCOP25でさー。 え、なに? 秋元康ってそんなグループも作ってんの? そうそう、コロンビア・ペソ25つってコロンビアの子たちで組んでるグループでって、ちげーよ。気候変動枠組み条約第25回締約国会議のことや。 なんやその長たらしい名称。覚えら…

癒される仕事帰りの豚まんに

昨日は、朝から先週抜いた親知らず跡の抜糸をしにN病院へ行った。抜糸はあっけない。三分で事足りる。たったそれだけのために一時間かけて病院へ行くのだ。 朝食を取っていなかったので抜歯後ひどくお腹が空き、外でご飯を食べることにした。カレー、和食、…

表現するな

語るな。書くな。撮るな。

自然について

人間は自然の一部だから、人間の営みが反自然ということはない。自然に対立するような都市開発も、生命操作もあくまで自然の枠組みの中で行われているに過ぎない。人間の行為を反自然だと考えるような思考は思い上がりでしかない。いわゆる環境破壊というの…

映画「マチネの終わりに」

生きるって何だろう。 これまで読んだ本の中にその答えが書かれていた気もするけど、そのどれも読んだ時にはそんな気になったにせよ、腑には落ちなかったんだろう、僕は覚えていない。 僕にも幸福を感じる時はある。今日だって出かける時にマンションの入り…

借り物の自分

無い物ねだりの現実。僕は祈ることすら忘れて、日々を忘却のうちに過ごす。笑えば笑うほど、自分を失っていくのか。不貞腐れれば不貞腐れるほど、他人を失っていくのか。無口な自分の口を必死に動かして、回転の悪い脳を必死に回転させて、言葉を探し、コミ…

無口

僕は極度の無口である。なぜ神は僕に口を与えたのだろうか。口というものがありながら他人とコミュニケーションが取れないというのはなかなかの苦だ。あるいは、そういう罰を神は僕にお与えになったのか。なにゆえ?

あるブログの閉鎖

昨夜は王将で夕食。天津飯、餃子、春巻き。安心の王将クオリティ。天津飯に付いてくるスープはいつもほとんど飲まないが、昨夜のは格別にまずかった。溶き卵もネギも入っておらず、だしの素をお湯に溶かしただけのような頼りない味。あれを出すなら白湯を出…

未熟さ

僕は今回の失敗で自分自身のこの仕事に対する姿勢の未熟さ、また自分という人間の未熟さを痛感した。そしてまた自分の愛の欠如についても。 今回の失敗に対して一番良い反省があるなら、それは怪我をさせてしまった子に対して心から申し訳なく感じる心である…

流散地マン

おい、世の中の金満家ども! よう聞け。お前ら金欲の塊のゴミ屑が! 待て、ゴミ屑でさえお前らより上等じゃい。それやったらゴミ屑言うたらあかんな。このケダモノが! これやとケダモノに失礼やな。この犬畜生が! あかん、ケダモノと変わらん。この虫けら…

祝! ネオニコチャンネル開設!

始まりましたね。爽やかギターポップ系チャンネル「ネオニコチャンネル」。 ちょっとちょっとあんた、ちゃうやん。あんたが言うてんのそれネオアコちゃうか。どこにそんな、甘酸っぱい青春の香りが漂っとんねん。俺たち、どぶネズミやで。ネオアコやなくてネ…

隣の芝生

生きてたらさ、他人がめっちゃ羨ましく思えることない? 全然ないね。 マジで? まったくないわ、そんなこと。 いや、お前が言う? ブサイクで能無しでモテない仕事できない金ない…… そのへんでやめとけ。なんやお前、俺のことえらいディスってくるやん。 い…

緊縮セーター

去年着てたセーターがことごとく縮んでしもて、もう全然着れんのよ。なんやねん、あれ。縮まんセーター開発しほしいわ。 そやけど去年は全然着れてたんやで、この一年タンスん中で寝かしてただけや。何があってん、タンスん中で。 ほんまに勘弁してほしいで…

日本駄々

今日は久しぶりにアレが無性に食べたくなってさ。俺、別にそんなに無茶苦茶好きってわけではないねんで。でも、今日はどうしてもアレな気分になっちゃって。間違えてほしないけど、普段からいつでもアレ欲しいとか思ってるわけじゃないねん。でも、今日は肌…

頭の痛い金曜日

また自分のこと責めてるの もういい加減その不毛な癖は止めてしまえば 誰かと比べたって優越感に浸るか落ち込むかだけ そんなことに意味なんかないってとっくに気づいているでしょ 君は君 頑張ったって頑張らなくたって 他の誰かにはなれはしない もし他の誰…

つまらないこと

社会に順応すればするほど僕は自分自身を失っていく気がする。窓から入り込む風は昔のようには感じられない。そこには何の不思議も驚きもない。五感はどんどん衰えていくようだ。生きやすくなればなるほど、僕はかつての感覚からは遠のいてしまう。自分を取…

更生

僕は自分の過去にいくつもの過ちがあったことを認めよう。それが僕自身の責任によるものなのか、あるいは誰かのせいなのか、または環境のせいなのか、はたまた神のせいなのか、は問わないようにしよう。それらを問いだせば結局は生まれてきたことが間違いだ…

夢は自給自足

非社会的人間である俺にとって自給自足は夢である。社会に出たところでうまくやっていけるはずもない。それどころか周囲に迷惑をかけてしまう。 中学生、高校生の頃には山に住む仙人に憧れたし、ソローの『森の生活』を読んで俺もあんな生活をしたいと思った…

無理!

今まで俺は自分も普通になれるんだと思っていた。頑張って努力すれば、自分も周りの人たちと同じように楽しくお喋りしながら笑いあい、仲良くなっていけるんだ、と。もっと要領良く仕事ができて、評価されると。 でも、ダメだ。俺はあくまで俺でしかないんだ…

道端に転がっている石ころ一つにさえ、人は世界の秘密を感じることがある。

メモ

そもそも障害者という個人は存在しない。(なんらかのことに関して様々な原因により)うまくいきにくい人というのがいるだけだ。 障害(といわれるもの)は、一人の人間と外の世界との関係性の中に存在する。

ボーダー 二つの世界

正直、俺はこの映画を見て自分がどういう感想を抱いているのかよく分からなかった。 暗くて、内向的で、それなりに美しくて、悲しくて、重くて、緊迫感があって、どんよりして。 俺の心もどんよりと重くなった。 人間の醜さ。 それは俺自身の醜さでもある。 …

在り方

自分自身の在り方。それが大事なんだ。だけどそれが全然わからない。困る。生き方に芯がしっかり通ったアイツやアイツ。羨ましいような、手の届かないような。日々、精神を消耗して。ちっとも成長なんかしてない気がして。変わんねえなー自分。変わってるん…

秋の雨

ああ雨や。布団のぬくぬくに包まれて、頰には冷たい風を感じて、外は雨音。部屋の中は静かで平和で、心は波立って。生きていれば失敗だってするさ。いやむしろ失敗ばかりの人生。それでもこたえる。そんな夜。大したことじゃないのに妙に心がざわついて。自…

帰る場所

仕事帰り、地元の駅で煙草を一本吸う。外灯が立ち並んでいる田舎町の景色をぼんやり眺める。空気はヒリヒリしている。俺は本来の自分を思い出す。馬鹿でクズでどうしようもない自分を。そして、今日一日まともに働いてきた自分を笑い飛ばす。くそったれ、世…

雑感

あー、自給自足か。ええなぁ。誰にも縛られん。そやけど、なんかから逃げるためになんかを選んでも、そのなんかはまた追ってくる。俺が向き合うべきなんはなんや? とにかく暗い方へは行かんことや。俺はずっと暗い方、暗い方へと舵をきってた。それでえらい…