2018-01-01から1年間の記事一覧

初めての一人年越し&正月

明日から京都。人生初の一人旅(つって京都は近所だが)。ついでに、家族と過ごさない初めての年越し&正月。んで、運よくホテル(カプセルホテル。これも人生初)は取れたのだが、何するかはまったくの未定。とりあえずは身体をゆっくり休めたい。せっかく…

自分

どこから書けばいいのか、また、どんなふうに書けばいいのかも分からない。 僕は愚かな人間である。今の自分から過去の自分に言いたいことがあるとすれば、「もっと現実的になれ」ということだろうか。もちろん、それは今だから分かることであって、過去の自…

映画『オンネリとアンネリのふゆ』 雪国のファンタジー

はたして俺にこの映画を心から楽しめる時期などあっただろうか? 児童文学が原作のファンタジー。雪景色は美しいし、オンネリとアンネリの暮らす家はキュートだし、物語も楽しいものなのだが、心から映画の世界に入り込めるような作品だったかというと、俺に…

クリシュナムルティの思い出

長い大学生活の一時期、クリシュナムルティをよく読んだ。その頃も、今と同じく生き方に迷っていたのである。そして、何かーー救い?悟り?ーーを求めて、よく大学の図書館の棚の間をうろついていた。そんな自分の気持にぴったりきたのがクリシュナムルティ…

ただ、沈んでしまう夜。

落ち込みだすと止まらなくなる。 今日は休日。でも夕食を食べ終えた今は、明日が来るのがいやでいやでたまらない。憂うつ。極度の憂うつ。未来の不安だけではない。こんなときには、どこからか過去の亡霊までやってくる。何もかもが不安で、重苦しい。目から…

冬の空と自分の行方

仕事を辞めたいと思っている、と社長に言ったのは今月の始めくらいだった。社長からは「この仕事を辞めて、何をするの?」「ちゃんと展望はあるの?」と聞かれ、もっといろんなことを経験してみたい、という漠然とした答えしか出せなかった。結局、もっとし…

一人休日充実化計画

服も着替えて、外出する用意はできていた。けれど、俺はけっきょく昨日、外出することをやめた。理由としては、とくに行きたいところがなかった、外は寒そうだった、気分が乗らなかった、等。その選択は結果として良かった。 その前の休日に、一日家で過ごし…

『映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS』

『映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS』は、見ているものを飽きさせないという点では立派にできた映画だった。私は子どもたち二人(自分の子どもではない)と見たが、子どもたちは退屈することなく最後まで見通すことができた。 その一番の理由は、随所に挿…

網に覆われた空は

方形の眠りから覚めて、明けきらない夜の薄闇の中で呪文のように意味のない言葉をつぶやきながら、再び微睡の中へと帰っていく。再び目を覚ました時には肉体が意識され、それは床から離れることを拒絶するように重い。私は自らの意のままにならない、むしろ…

サンタクロースの贈り物

もうすぐクリスマスだ。 ぼくはもういい大人だし、こんなことを書くとかなりイタイが、いまだにぼくの心の中にはサンタクロースがいる。 30半ばになって恋人もいないとなると、クリスマスだといって、子どもの頃のように心がうきうきすることはない。それ…

日常を見る目を変える力

先日、つっても結構前だけど、奈良県立美術館で開かれていたブラティスラヴァ世界絵本原画展に行ってきました。これがなかなか良かった! みなさんは、普段絵本を読みますか? 僕は読みません。あまり興味もない。しかも、絵本って普通、絵と文で成り立って…

かつて自分の生を呪ったように、

あの頃の俺は生を呪っていた。俺は堕ちていくことを望んだ。堕ちていくことが自分にとっての生への真摯な向き合い方だった。俺は堕ちた。出口はなかった。 それから何年も経って、俺はもう呪いに耐えられなくなっていた。もともと弱い俺はますます弱り、自分…

堕ちていくのは簡単だ。踏みとどまるのは難しい。踏みとどまったとて何があるわけでもない。

俺はくしゃくしゃになった使用済みティッシュだ。ゴミ箱に入りそこねて部屋の隅で埃をかぶっている。 仕事を始めてから、現実は恐ろしい速度で俺の精神と肉体へ侵食してきた。俺はコミュニケーション能力や論理的思考力を身につけようと取り組んでいる。 一…

今日も最高の一日になりました、と言えない朝に。

眠りたい。 どうしようもなく眠かった。出勤しなければならないというのに。体は怠く、まぶたは重く、意志は薄弱だった。ただただ、眠りの底に沈んでいきたかった。言葉を発することも、手足を動かすことも、目を開けておくことすらも億劫だった。 どんな前…

生々しいのか過剰なのか

映画が始まってすぐに、映像の明度というのか彩度というのか何と言っていいのか分からないが、映像の明暗の具合が自分にしっくりこないと感じた。暗い画面の中でアジア系少年が白人青年の顔に白いクリームを塗っている。青年の表情から感情は読み取れない。…

日々の渇き

特殊なレンズを通して見たみたいに、世界はひとりの人間のなかで幾層にも重なりあっている。そして俺たちは、自らの置かれた環境や深層意識によってそのうちのどれか一つを選びとり、世界を眺める。けれども、その世界は決定的なものではなく、何かの弾みに…

まず動く

突然ですが みなさん、パソコンの調子が悪いときってどうしていますか? 適当にマウスをクリックしまくる。キーボードのボタンを連打する。本やネットで調べる。パソコンに詳しい知人に相談する。揺する。叩く。祈る。サポート相談に電話する。 などでしょう…