2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

絶賛苦悩中‼︎ 俺のための本⁉︎『社交不安障害』岡田尊司

朝、いつものように新聞を流し読みしていると『社交不安障害』というタイトルの本。ああこれだ俺のしんどいのは。紹介内容を見ていると岡田尊司という著者名が。この人、大学時代に講義を受けたことのある人だ。パーソナル障害なんかの分野の人で、当時から…

遊んで暮らそう

遊んで暮らす、なんて言うとまともな人たちからは笑われて(いや、時には怒られて)しまいそうだけど、僕は遊んで暮らしたい。といって別に働かんでええだけの金があったらなぁというわけでもない(あったらあるに越したことはないが)。生活全体を遊んでいたい…

誰のため?

さて、久しぶりの更新やけどなに書こ? 昔からそうやけど、書くことが得意ではない。小中学生の頃、作文なんか宿題に出されたらたまったもんじゃない。なにを書いていいのやら、どう書けばいいのやらさっぱり分からん、という始末。これは僕の雑談下手とも同…

精神の疲れ

なんだかとても疲れてしまった。連休明けだし、余計にそう感じるのかもしれない。ひどく気が沈む。萎れかけの草みたいに元気がない。明日の仕事までにどうやってこの気持ちを立て直そう。 朝、いつも乗る電車が遅れていた。飛び込み事故があったようだ。飛び…

ざらざらした現実

僕は今30代半ばだが、自分の人生はもう終わったものだと考えている。20歳になった頃には、本質的な意味での自分の人生はもうほとんど終わっていただろう。今僕が生きているのは人生ではなくて生活である。 では、僕にとっての人生の本質的な意味とは何だった…

『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』

ーー先輩! ーーおー、ケビン。どうした? ーーこの顔のどこにアメリカンな要素あります? ジュンっすよ。 ーーお前、こんなとこで何してんの? ーー先輩こそ、どうしたんですか? ーーデートの帰りや。 ーーえ、先輩とデートしてくれる子がついに現れたんす…

たまには優雅にティータイム

ーお前、今日休みやったよな? ーそうですけど。 ー何してたん? ーな、な、なんですか?急に⁉︎ ーいや、そんなに焦るようなことちゃうやろ。 ーいや、なんなんですか。俺にもプライバシーってものがあるでしょ。 ーうわ、なに、こいつ。めんどくさい。 ーな…

自己実現

僕らの生には意味がない。 そんな無意味さの中で自己実現などを目指しても得られるものなど何もない。そもそも実現されるべき自己などないのだ。自己なんてものは単なる妄想だ。自己実現などやめてしまおう。自分のことなんてどうでもいい。それよりも人の役…

生の無意味

また仕事が始まる。 かつて毎日毎日学校に行くことが苦痛だったように、労働もまた苦痛だ。 一体いつまで生き続けなければならないのか? 答えは簡単。死ぬまで。 多くの人はどうやってこの生に耐えているのだろう? 生には何の意味もない。その意味のない生…

京都その7

俺の目の前をウォーキングの会の中高年が集団で歩いていた。みんな早足で、むっちゃ元気そう。むしろ俺より元気なんちゃう? 彼らがすたすたと歩いていくのを見ながら俺はのろのろと歩く。 智積院はごつい。ここはかつて真言宗の学びの場だった場所。敷地が…

京都その6

京都で二日目の朝、昨日の憂鬱は少しは晴れていた。昨日とは違う喫茶店で朝食。コーヒーは酸味の強いものである。トーストは豆腐のように分厚く、もちもちと弾力がある。上着を脱いで座ったが、客が出入りするたびに外の寒風が店内に入り込んできてひんやり…

京都その5

憂鬱。 まさにそれだった。俺はその時ひどく憂鬱だった。俺は一人、カラオケで歌っていた。それが間違っていたのだ。 昨日、俺は朝から寺をまわって歩いた。よく晴れた日で歩いているだけでも気持ちの良い日だった。俺はそれぞれの建造物を眺め、その空間を…

枯れ木模様のある白壁のはなし

ある住宅街の白い土壁に枯れ木の影が映っていた。その日は太陽が強く照りつけていたので、影は色濃くとても美しかった。枯れ木は自らの影を見て、その姿を壁に刻みたいと思った。自らはこの先朽ち果てていくだけだが、今自分の目の前にある影は力強く凛とし…

京都その4

伏見稲荷大社の喧騒から離れたところに石峰寺はある。伊藤若冲が下絵を描いた五百羅漢の石仏が有名な寺だ。ぜひ一度見てみたいと思って訪ねたのだが、今は台風21号の被害のため五百羅漢を見ることはできなかった。 とても静かな寺である。俺が訪ねた間にも母…

京都その3

清々しい朝だ。太陽はカッと照り、空は青く澄み切っている。冷たく澄んだ空気を吸うと俺の腐った体も少しはきれいになるというものだ。一月一日に相応しい日和だ。 東本願寺は思っていたよりも空いていた。俺は学生時代、京都にある大学に通っていたが東本願…

京都その2

店内では店員たちが朝からきびきびと動き回っていた。俺はといえばまだ重い体を椅子に沈めていた。寝不足かカプセルホテルの狭い空間で寝たせいか。それとも風邪をもらったかもしれない。2日前に接した人から、風邪を引いたと連絡が来ていた。 ホテル近くの…

京都その1

大晦日の夜のショッピングモールは普段よりも人出が少なかった。俺は映画が始まるでの時間潰しに店内をぶらついていた。映画館はショッピングモール内にある。店内には明るいのにこちらの気分を物悲しくさせる音楽が流れている。ショッピングモールというの…

月夜

昨夜、仕事の帰り道、 俺は外套のポケットから精神を取り出して、 道路沿いの溝にひと思いに投げ捨てた。 溝の中で精神はぐったりしていた。 青白い月明かりがそいつを照らした。 かつてはピカピカに光っていたかもしれない そいつの銀色の表面は、 月明かり…