2021-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

世間にはなかなか明るい話題もないけれど、心だけでも明るくいようよ。世界を変えるのは一人の偉人によるんじゃない。一人一人の心による。世界何十億人が明るい気持ちになるならばそこに平和は実現する。一人一人が神様にあわないと。えらい教祖さま追っか…

雑感

あらゆることはただ正しく起きている。 僕は才能豊かな人間になりたかった。でも神は僕にそんなこと望んじゃいなかった。僕は人気者になりたかった。でも神は僕にそんなこと望んじゃいなかった。いつもいつも神さまが望んでもいない自分をばかり望んでいた。…

おセンチ

しんどくて病院に行くことができない家族のため、薬をもらいに病院に行った。僕は自分がまだ学生だった頃に一度だけその病院の医師に診てもらったことがあった。その頃の僕は自分がそこに連れていかれることに納得していなかったし、僕を診てくれた医師にも…

9月18日

土曜の仕事はいつものごとく死ぬほど遊んで終わった。遊んで遊んで遊んだ。押せと言われればブランコに乗った子の背中を押し、肩車と言われれば肩車をし、鬼と言われれば追いかけ、お化け屋敷ごっこで悲鳴を上げ、カエルを捕り、フリスビーをし、ボールを投…

8月24日

一日も早くみんなが安心して過ごせるようになってほしい。コロナウイルスによって炙り出されたのはこの社会に蔓延している不安。我先にとワクチンを打ちたがる人も強硬なワクチン反対派の人も、彼らに共通しているのは底のない不安。不安の蔓延する中で疑心…

舞踏

炎天下のワクチン接種会場へ、あなたの運転で運ばれていく。最近太り気味だというあなたの横顔。外に出ると諸々の思いを溶かしていく酷暑が皮膚にまとわりつく。ワクチン接種会場となった体育館の前面スクリーンには大きなデジタル時計が表示されている。ワ…

祈ること

今日、お寺で仏さんに手を合わせながら、ふと気軽に祈ればいいんやなと思った。一心にならなけりゃとか、言葉と気持ちが一致しなけりゃとか、敬虔な思いにならなけりゃとか、そんなことごちゃごちゃ考えずに、ああこうして手を合わせに来られてよかったなと…

ワクチン、痛み

昨日、いわゆる新型コロナウイルス感染症のワクチンを受けてきた。注射を打ってから5、6時間した頃から注射を打った箇所がだんだんと痛みだした。痛むといってもずきんずきんとしたものではなく、打った箇所に力を入れた時にきゅーんとなる感じ。力を入れ…

日記

仕事帰りの夜の交差点は、時間も具体性も失っていた。それは夜そのものであり、世界そのものであり、交差点であり、僕の記憶であり、宇宙である。信号が青に変わり、僕はブレーキから足を離し、アクセルを踏む。

梅雨の晴れ間

窓を開けていよう。新しい空気が流れるように。空っぽでいよう。聖なる霊で充たされるように。

宗教

多くの場合、教祖は神と繋がった人たちである。ところが、その信者たちはそうでないことが多い。彼らは神ではなく、教祖を崇める。ここに宗教のねじれが生まれてくる。

存在

生きてるってことは、生かされてるってこと。空気を与えられ、水を与えられ、食べるものを与えられ、住むところを与えられ、着るものを与えられ、て生きている。それらすべて自分で産み出したものではなく、与えられているものだ。何ひとつ僕たち自身で産み…

幸福

誰もが相手のことを思いやり、相手のために尽くし、他人の失敗に寛大であれば世界は平和そのものなのに。

心配はしないと決めた

どうしてだろ。なんか憂鬱な夜だ。ううん、理由は分かってる。分かってるけど、そのために憂鬱になっている自分がいやだ。ほんとはちょっと食べ過ぎて内臓の調子が乱れてるからさ。ほら、腸内フローラとか最近よく聞くやん。食べ過ぎと甘いもん摂り過ぎで腸…

日記

日記を捨てた。一番古いやつで2010年。これで日記を捨てるのは二回目だ。一度目は大学生のとき。中学生の頃から書き溜めていたものだった。日記を捨てるというのはなかなか辛い作業だ。その時その頃にしか書けないものがたくさんあるから。読み直すといろん…

写真

俺は最高の一枚を撮った。これでもう死んでも大丈夫だ。ところが、その写真をいいと言う奴は誰もいなかった。そんなもんさ。世界が間違っているのか、俺が間違っているのか。

2021年2月2日

今日は歯科に行ってきた。神経の治療をしているところだ。俺は昔から虫歯が多くて、歯科には世話になりっぱなしだ。最近の人は虫歯が少ないようで羨ましい。俺にとって口の中は劣等感を感じる場所。とはいえ、神経を取ることになった歯には申し訳ない。すま…

与えられっぱなしの生

すべてこの世のもので自分の所有物など一つとしてない。

心の向かうところ

1 男は神も仏も信じられなかった。それは結局体験するものであり、いくら知識を詰め込んだところで理解できるものでも信じられるものでもなかった。もし知識だけで信じるならば、それは盲信というものだろう。男は神や仏を有難いものだとは思ったが、それに…

人生

僕たちはあらかじめ決められた台本を演じている役者である。けれど、自分が役者だということを知らない役者である。

行い

ゆずる、起きやんと、という正徳の声に目を覚ました譲は、時計を見て自分がずいぶんと眠っていたことを知った。自分が思っている以上に疲れが溜まっていたのかもしれない。 譲は最近、神仏にはまっている。久しぶりの休みである今日は神像の展覧会を見に行く…

朝風呂

シャワーの湯が背中を流れていく。皮膚が湯の熱を感じる。体を伝う液体の感じ。床に触れている足裏の感触。風呂椅子に触れている尻の感覚。膝に置いている肘の圧力。右腕と左手の拳の接触面の温もり。体表を撫ででいく湯気。床に弾ける水滴の様々な音。まだ…

1月16日

自分で考えることにはどうしても自分の欲望が混じっている。だから、自分で考えたことなんかにあんまり囚われちゃいけない。人間なんてどうしたって自分が可愛いんだから。物事は自ずから進むに任せるのが一番間違いない。

薄っぺらの善

悪なら手軽に深みを手に入れられる。悪はとても人間的なものだから。悪はそれ自体誘惑的である。対して、善によって深みを手に入れることはとても難しい。善を語る言葉は大抵薄っぺらい。彼らのほとんどは愛だの平和だのを謳いながら、その実自らの欲望の充…

1月10日

母から急な頼まれごとをして車を出す。道中、母と喋りながら目的地の文化施設に着く。 母が用事を済ますのを車中で待っていたところ、母から電話。文化施設で、これからコンサートが開かれることを知り、それを聴くことにしたが、あなたはどうするか、と。自…