遊んで暮らそう

    遊んで暮らす、なんて言うとまともな人たちからは笑われて(いや、時には怒られて)しまいそうだけど、僕は遊んで暮らしたい。といって別に働かんでええだけの金があったらなぁというわけでもない(あったらあるに越したことはないが)。生活全体を遊んでいたい。仕事も遊び。

    でもって遊ぶってことは、案外ラクじゃないぞ。大人になるとどうしたことか子どもの頃みたいに遊ぶのが難しい。想像力も体力も子ども時代のようにはいかない。思えば子どもの頃は、遊ぶことばかり考えていた。ヒマさえあれば遊んでいた。いつでもどこでも遊びが始まった。それも頭をひねって次はなにしようなどと考えることもなく、当たり前のように遊びがあり、遊んでいることが当たり前だったのだ。

    ところが、今の僕はそんな遊びの想像力を失ってしまっている。大人である僕が子どもより遊べなくてどうする⁈  そんなんでは子どもに示しがつかないぞ。「あのオッチャン、いっつも遊んどんなー」と子どもに言われる大人になりたい。