日記

仕事帰りの夜の交差点は、時間も具体性も失っていた。それは夜そのものであり、世界そのものであり、交差点であり、僕の記憶であり、宇宙である。信号が青に変わり、僕はブレーキから足を離し、アクセルを踏む。