十二月二十二日

 以前よく読んでいたブログの書き手が死んだと、そのブログのコメント欄で知った。前に見たとき更新が止まっていたから、それまで毎日のように書いていた人だったので何かがあったのだろうなとは思っていたのだったけれど。

 40代か50代かの女性で、少女のような人だった。少女のように偏っていて、脆くて、変な強さのある人だった。彼女が周囲から多少浮いているだろうことは、書いている文章から容易に想像できた。でも、そんなことはどうでもいい。とにかく彼女は自分の感受性を生き、自分の言葉で語ろうともがいている、そんな人たちの一人だった。(2011.12.22)