『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』

    冴羽獠もっこりしまくりやん笑  いやー楽しかった。てか、今の時代にようあそこまで冴羽獠のすけべキャラ出してきたな。どセクハラやん。アウトでしょ、完全に。ドローンで更衣室覗くとか犯罪やから!

    それはそれとして、あの普段の能天気ぶりとここぞという時に決める時のギャップはいいねー。カッコいい。

    いい意味で映画っぽくなかったかな。ギャグも多いし。テレビアニメの延長って感じで肩肘はらずに見れた。とはいえ映画じゃなけりゃあの敵の攻撃から生き延びることは不可能。なんで生きてられたか不思議だ笑  もうちょい現実感を持たせても良かったのでは、とちらりと思ってしまった。

     現実感の話を少しすると、映画やアニメといったフィクションの中で非現実感というのはあるものだし、あっていいものだ。ただ、その中で自分の受け入れられる範囲と受け入れられない範囲はある。

    今回の作品でいえば、例えばすけべ心丸出しの冴羽獠を槇村香がハンマーで殴るというあの作品お決まりのシーンは、ギャグとしてその非現実感を受け入れられる。ところが、戦闘シーンの現実感のなさは自分の中では少し無理がありすぎるなと感じてしまった。そう感じてしまうことで自分と作品の距離は広がってしまう。今回の作品で自分が一番残念だったのはそこだった。もちろん戦闘シーン以外にも今の社会状況からすれば非常識な冴羽獠のすけべな言動なども厳しいところはあった。

    ただし、これはあくまで自分の場合の話であり、見る人によってその許容範囲は当然異なってくる話である。