2019-03-25から1日間の記事一覧

『大型トラックに乗って』ジャン・マーク

新しくやってきたトラック運転手の父リチャードとは、エミーはまだ堅苦しい関係だが、リチャードの配達の仕事についていくことになる。トラックで過ごす時間を通じてエミーとリチャードの関係が変化していく。エミーの心の中にリチャードを受け入れる場所が…

映画『かもめ食堂』

出だしのモノローグがまず気持悪かった。そこで少し作品との距離が生まれたと思う。映像は綺麗なんだけどやっぱり気持悪さを感じるのである。なんていうかナルシスティックなのだ。(2012.06.18)

六月十六日

今日の昼食は失敗。卵を落とした味噌汁ともずく、それからパン屋で買ってきたパンを食べたのだけれど・・・ まず最初が、側面をチョコで覆った胡桃入りの焼き菓子。ずっしり重い。半分に切ってから食べようか迷ったけど、いきなりかぶりつくことにした。甘い…

六月十五日

嫉妬したり、劣等感を抱いたり、見栄を張ったり、よくないと思われていることだしそういう気持を追い出そうとしたりもするのだけれど・・・。考え方を変えてみたらどうだろう? そういう気持になったりするのも心の大切な作用なんだって。それら一つ一つを避…

『レムラインさんの超能力』ティルデ・ミヒェルス

交通事故をきっかけに壁を通り抜けることができるようになったレムラインさん。そのレムラインさんのところに赤ちゃんがやってきて・・・。 出だしを読み始めたときは、実直な帳簿係のレムラインさんが超能力を身につけたことで体験する出来事を楽しく描いた…

『実例作文がいっぱい! 小学校5・6年生の読書感想文』立原えりか監修

僕は読書感想文が苦手だ。最後に読書感想文を書いたのは高校三年生の時だったが、夏休みの宿題の提出に間に合わず、先生に促されてようやく書き終えた時、季節は冬だった。とにかく、どう書けばいいのかがさっぱり分からなかった。この本のあとがきの中で立…

六月十三日

母の状態はこの頃良くない。といって僕に何ができるわけでもない。僕はただ自分にできることをやるだけ。 自分に関していえば、良い方向へ動いていると思う。少なくとも以前よりもやりたいことをやってみることができるようになった。拙くても、失敗しても、…

六月十一日

ついダラダラと過ごしてしまうのをなんとかしたい。ダラダラしていると体は休まっているようで実は余計にだるくなる。逆に体を動かしている時のほうがかえって体も軽い。テキパキと過ごすよう心がけよう。(2012.06.11)

『読書感想文の本』大橋富貴子

1993年の本だからマア一昔前といっていいのかな。僕はそんな感じの本が結構好きだったりする。出てくる小学生の感想文を読むと、やっぱり取り上げられているだけのことはあるなあと思う。(2012.06.09)

『トウキョウソナタ』

先日見た『お引越し』のほうがずっと好きだった。 同じ家に住んでいるけれど、心は通い合っていない。ありふれたことかもしれないけど、だからこそ家族ってなんだろうと考えてしまう。見ながら、ハッピーエンドであってほしいなと思う自分がいた。それはたぶ…

六月八日

僕は自分に自信がない。なんていうか、自分の存在に自信がない。誰かといると、自分がその人にとって退屈な人間だろうと思えてくる。しまいには、その場に自分は邪魔な存在だという気になる。だから僕は誰かと一緒にいるのが苦手だ。(2012.06.08)

六月四日

「朝」 求人広告。「フラワーアレンジメント あなたのセンス生かしませんか?」 求人広告を手に部屋の布団の上に座っている僕の後ろ姿。 部屋の窓から見える青空。 散らかった机。 広告を入れた袋の中に重ねられているさきほどの求人広告。 たいていの物語に…

六月三日

「朝」 鏡に向かい歯を磨いている僕。顔は隠れている。 鏡に映った僕の顔。まだ眠たげな顔で歯を磨いている。 薄明るいリビング。寝転んで本を読んでいる母。 リビング。朝の日課の体操をしている僕。 ベランダから見た向かいの山。中腹に墓地がある。 リビ…

六月二日

「はっきりしない天気やね」 僕がエレベーターに乗ると、先に中にいた老男性が言った。 「ええ」 「天気予報では晴れや言うとったんやけど」 「あんまり当てにできないですね」 僕は下へと降りるエレベーターの窓からちらちら見える空を見ていた。 「雨、降…

『オヤジたちのウォーターボーイズ』

海外ドキュメンタリー。イギリスから妻の故郷スウェーデンへやってきた男性が語り手。スウェーデンに馴染むにはクラブ活動に参加するのが一番と語学の先生にアドバイスされ、彼は男のシンクロナイズドスイミング・クラブに参加することに。彼とそのクラブで…