2019-03-26から1日間の記事一覧

映画『八日目の蝉』

なんかじめっとした映画だった。描き方もじめじめしていた。映像に美しさを感じなかった。最初の方、永作博美が電車に乗っていて、電車がトンネルか何かを抜けたらしくパアッと光が永作博美を(車内を)白く照らす。あのシーンは良いと思った。(2012.06.22)

『三行が斬る!』山口真一

読売新聞「USO放送」、朝日新聞「かたえくぼ」などの読者投稿による風刺コントを扱った本。 この本を読んだのは購読している新聞の風刺コント欄に以前より興味を持っていたから。著者は、父が三行コントの書き手としてある程度有名な方の息子。プロの作家…

六月二十日

批評精神には遊び心が必要だ。 大人の目とか子どもの目とかそんなのはなくて、あるのは「わたしの目」だけ。だから子どもの目になったつもりで物事を見てみるなんて馬鹿みたい。そんな想像の子どもの目なんてほんとの子どもの目ではない。それよりも自分の目…

『町にきたドラゴンたち』ジャネット・マクネイル

以前読んだ同じ作者の作品集『はじめてのおてつだい』も面白かったけど、この本はとてもすてきだ。不思議なことがごく当たり前のことのように書かれているところがいいなあ。僕も物語を書くことがあるけれど似たような作風だと思う。「町にきたドラゴンたち…