生きることの困難さ

    生きることへの拭い去れない違和感。これはポジティブシンキングとかではどうにもならない。たとえ今僕が望んでいるもの、楽な仕事だとか、好きな服を買ったり遊ぶのに十分なお金だとか、気の合う友人だとか、お互いに好き同士の恋人だとか、が手に入ったところで僕の生きることに対するしんどさは結局のところ解消されることはないだろう。これは人間性の問題だ。生きているということが僕にとってはもうとてつもなく困難だ。仕事で成果を出すとか、プライベートが充実しているとかはこの困難さの前では些細なことに過ぎない。生まれてきたことが間違いだったとでも言うしかない無力感が僕の生を覆っている。