六月十六日

 今日の昼食は失敗。卵を落とした味噌汁ともずく、それからパン屋で買ってきたパンを食べたのだけれど・・・

 まず最初が、側面をチョコで覆った胡桃入りの焼き菓子。ずっしり重い。半分に切ってから食べようか迷ったけど、いきなりかぶりつくことにした。甘い。密度の高い生地は一口食べるだけでも結構なボリュームを感じさせる。結局残そうか食べきろうか悩みながら全部平らげた。途中からはもう意地。どうして意地になってまで食べきる必要があるのか、分からない。それでも甘さで吐きそうになりながらも食べた。こんな食べ方、いいわけがない。第一美味しさを味わっていない。甘いものはもういらない、という気になった。

 続いて食べたのはピザの具の乗った調理パン。甘みにうんざりした口にトマトソースの絡んだパンがうれしい。と、ここでやめるべきだったのだ。それなのに・・・

 もう一つ買っておいたパン。デニッシュのカップ型パンにポテトとウインナーの入ったなかなかボリューミーなやつ。これにまで手を付けてしまった。案の定、美味しいとも思わず苦しみながら口に腹に詰め込む。デニッシュ生地の油っこさが気持悪い。自分は何をしているのか。

 食べ過ぎにいいことなんてない。ちょうど眠り過ぎるとかえってかえって体がだるくなるように。いき過ぎは満足を奪う。もうちょっと欲しい。そこでストップできることが大事みたいだ。

 

 僕はすぐ自分はつまらないんじゃないかと思ってしまう。そんなふうに思うから余計つまらなくなるんだろう。僕はすごく他人に認められたがっている。自信がないから? 僕はいつも失敗を恐れている。始めからうまくいくような人は一握りだろうに。僕は始めからうまくいかないことを怖がって立ち止まってしまう。この文章だってやっぱりなんの面白みもないんじゃない?

(2012.06.16)