『ことばのびっくりばこ』村田栄一

 もうこれは素晴らしい本。ぜひ手元に置いておいて、折に触れてページをめくり、本の中の子どもたちと一緒に言葉あそびの世界で遊びたい。僕がいつか置いてきたもの、今では作品を書くときにだけあらわれてくるような世界を身近に感じさせてくれる。

 子どもたちの書いたイメージ豊かな作文を読みながら、ちょうどこの前読んだ本に出てきたユング派の分析で使われる能動的想像によって生み出される世界と共通するものを感じた。(2013.03.13)