歯痛

 一昨日からすごい歯痛。なのか歯茎痛なのか。とにかく昨夜は寝ることもできない痛みだった。

 原因は少し前から始めたうつ伏せ寝だと思う。始めて二日目の夜に物凄い痛みを感じて目が覚めたことがあった。そこでやめずに続けたことが悪かった。一昨日の昼ご飯の時はもう味わうどころではなく、それからは昨日の夜にヨーグルトを食べたきりだ。

 痛みの中で無理に、あるいは急激に何かを変えようとすることの愚かさを思う。今回のこと、頭の形を良くしたいという気持があった。その気持が、痛みを感じた後にもうつ伏せ寝をやめさせなかった。変化というのはもっと自然な、ゆっくりしたものを望んだほうがいいんだろう。自然な変化っていうのは、気づいたら以前と変わっていたとか、以前なら考えもしなかったことをふと気が向いてやってみようと思っている自分を発見するとか。

 変化を望むとき、僕はいつも現状を否定している。それは考えてみれば当たり前のようでもしかするとどこか間違っているのかもしれない。現状を受け入れつつ変わってゆけるような生き方があるのかもしれない。

 

 歯医者に行くと、被せ物をしていた歯の神経が悪くなっていると言われた。うつ伏せ寝はきっかけになっただけで遅かれ早かれこうなっていたと言われた。ほんとかな?  結局神経を抜くしかなかった。(2010.11.27)