2019-03-16から1日間の記事一覧

四月八日

ベランダに咲いている赤いヒヤシンスや花ニラを見ていて、どうして花はこんなふうに咲いているんだろうと思う。花を見て美しいと感じるのは人の勝手だ。花は別に美しく咲いているわけじゃない。 僕は美しいということになんとなく疑問を感じる。美しいモノな…

三月三十一日

今日は久しぶりの道を歩いた。イヌノフグリは木陰で眠っているようだった。勝手神社は道路脇にあるけれど、その土地は道路からは少し高くなっている。神社は住宅地のそばにあって、しかも住宅街とは違った空気と時間の流れがある。寺よりも神社のほうに特別…

三月二十五日

僕は誰に向けて表現しているのだろう。昨日、ネットの記事を読んで考えた。デュシャンとグランマ・モーゼスのことが書いてあった。二人は方向性は対照的なアーティストだけど、共通していることがあり、それは二人とも「誰に向けて」がはっきりとしているこ…

三月十九日

長いこといろんな本を立ち読みしていたら、だんだん頭が痛くなってきて首の後ろのほうが重たくなり、これ以上文字を見ていたくないと思って、村田喜代子の文章読本を買って本屋を出た。ぶらぶらと、文房具や台所用具や自転車を見て回った。二万円もあればな…

三月十二日

昨日は寒い一日だった。梅林を巡るあいだに体はすっかり冷え切ってしまった。そのせいかとても肩が凝った。今日温かい風呂に浸かり、体を十分に温めた。 昨日、宮城沖で大地震があった。梅林へ向かう途中、母の携帯電話に弟からメールが来て知った。帰宅して…

三月十一日

頭で文章を考えているとき、文章をどのあたりの空間に意識しているか。 今日は母と青谷梅林へ行った。天気のせいもあってか、閑散としていた。観光という気にならずなんだか普段の散歩の延長のような気持で歩いた。ここの梅の木はみな背が低い。花は見頃だっ…

三月七日

今日は思いがけなく俳句が選ばれていた。今週分は出していないと思っていたから、驚きもあってうれしかった。俳句をいつまで続けるかは分からない。でも作ることができているあいだはやるつもり。 図書館で借りてきた矢内原伊作『モンマルトル便り』、倉橋由…

「人はなぜ絵をかくのか」増井英

とても面白い。手元に置いておきたい本。(2011.03.05)

二月二十一日

土手から橋を見ていると、あ、これは浮世絵の世界だなと感じた。橋を渡る自動車もなんの違和感もなかった。浮世絵はやっぱり日本の風景の適切な描き方だったんだなと思った。 とんびが好きだ。とんびは鳥の中でも特に空を飛ぶことを楽しんでいるように見える…

二月十一日

母は今夜、夜行バスで東京へ向かっている。(2011.02.11)

二月六日

料理をすること、皿を洗うこと。どちらか一つを選んでいいと言われたら、僕なら料理することを選ぶ。料理をするのが単純に楽しいと思うから。料理をするって作り出すことだし、創造的でもある。それに比べると皿洗い=後片付けであり、あまり楽しいイメージ…