僕は誰に向けて表現しているのだろう。昨日、ネットの記事を読んで考えた。デュシャンとグランマ・モーゼスのことが書いてあった。二人は方向性は対照的なアーティストだけど、共通していることがあり、それは二人とも「誰に向けて」がはっきりとしていること。デュシャンはアーティストや批評家といった美術関係者に向けて。彼らを驚かすために。モーゼスは孫や親せきに向けて。彼らに喜んでもらうために。
僕は誰に向けて？ とっさに出てこない。あ、思い出した。十代前半の自分に向けて。とりあえず、これでいいか。(2011.03.25)
