2019-03-15から1日間の記事一覧

一月二十七日

外から見れば、やっぱり僕はまだ子どもなのだと思う。自分の殻に閉じこもっているというか、外の世界と自分とのあいだに見えない膜があって、僕はその膜の中から世界を覗いている、という感じ。僕はまだ親の背中に隠れて恐る恐る世界を覗いている子どもかも…

一月二十五日

芸術というのは一つの知の体系である。 いわゆるアウトサイダーアートの作家たちは、芸術という知の体系からは離れて存在している。彼らは芸術から自由である。(2011.01.25)

一月二十一日

自立する、ということを考える。以前のように家が嫌だからとにかく出て行きたい、というようなことではなく、もっと建設的に働くことや一人暮らし煮をすることを考えている。親への気持も変わり始めている。親には親、自分には自分の、人生がある。お互いに…

一月十日

朝日俳壇の長谷川櫂選に選ばれた。 会話なき親子の頭上冬の蠅 いいのか悪いのか自分でもよく分からない。それでも選ばれたことはやはりうれしい。(2011.01.10)

一月九日

午前五時。ふと目が覚めて、つけっぱなしになっていたラジオから有名企業家の威勢のいい自己主張をおかしくない気もするけれど何かおかしいと感じながら聴いていた。 午前六時。ロビーまで新聞を取りに行くのに外に出ると、あたりはまだ青暗い。青い世界の空…

一月六日

最近腹の立つことが多かった。なにかとストレスをためていた。それで何とかならないかといろいろ考えているわけだけど。 ・他人に対して腹が立つとき、その他人は自分だと思う これは、そもそも他人は存在しない、という考え方からきてるけれど、あまり難し…

十二月三十一日

今日は今年最後の日だけれど、なんだかそんな気が全然しない。ずっと家で過ごしているから一日一日の価値に差がなくなっているんだろうか。たとえば冬休みの一日だったり、締切日だったり、その一日が他と違う属性のものに属しているということが、今の日々…

十二月二十七日

晴れ。 朝起きて、外を見ると雪が積もっていた。白くなった屋根が一つ一つ朝の光をまとってきれいだった。 悩むことに僕はもうそんなに価値を置いていない。(2010.12.27)