六月十日

 もし人間よりもう一つ賢い連中が存在すれば、その時、彼らから見た人間は、今人間がチンパンジーやゴリラに与えている地位と変わらないものになるだろう。その時、僕らは特権的な地位を捨て一動物となる。

 

 動物の佇まいというのはしばしば僕をその美しさでハッとさせることがあるが、そういう美しさを人間から受け取ることはほとんど(あるいは一度も)ない。きっと人間には余計なものが付きすぎてる。

(2013.06.10)