日々

俺は本を読んでいた。女は夕飯を取りながらぺちゃくちゃと職場でのことを喋っていた。俺は話はほとんど聞かず時たま適当な相槌を入れた。飯を食い終えた女は俺に絡みついてきた。俺は本が読みたかった。しかし、もはやそれを続けるのは不可能だった。俺は女に奉仕した。女は果てて寝てしまった。女は俺に抱きついていた。女の腕の中で俺は後に残された。本を読む気にもなれなかった。仕方なく俺は寝ることにした。