2019-04-09 五月四日 薄暗くなり始めた部屋の壁に血が流れ、灰色の空は寂しく窓ガラスに貼りついている。窓の外には、あるはずのないレンガ色の大学の校舎があり、図書館の入り口前の広場を歩いている僕がいる。植え込みの樹の葉が無音で揺らめいている。(2013.05.04)