十一月十六日

 道路にはガラスの破片が散らばっていた。ガラスは月の光に照らされてきらきらと輝いていた。僕は裸足で歩いていた。振り返ると、血で赤くなったガラスの破片が月明かりの下で綺麗だった。(2011.11.16)