四月十日

 快晴。近辺の桜は一気に咲いた。

 母と井手町の桜まつりへ出かけた。玉川沿いに桜がずーっと植えてある。平日だけれどそれなりに人出もあり、のどかに賑わっていた。中年のおばさん連、老夫婦、若いカップル、学校を終えた小学生ら、絵を描いている人、バーベキューをしているグループ、お弁当を食べている人・・・。僕と母は玉川の土手を降り、川原に新聞紙を敷いて買っていった昼食を食べた。玉川沿いを終点まで歩いてから、地蔵禅院の枝垂れ桜を見物。こちらも賑わっていた。

 桜は僕が思っていたより綺麗だった。桜ってこんなに綺麗だったんだと思った。花は毬のような束ごとに咲いていて、その感じはなんだかクマンバチのあの可愛らしいモコモコした雰囲気に似ていた。(2012.04.10)